なつかしのBCLラジオ

ホーム

1970年代という何十年も前に大ブームとなったBCL。そしていま21世紀になってBCLを楽しむ人が再び増えている。そして当時使われたBCLラジオをコレクションすることもブームとなっている。その状況は新聞各紙や雑誌などでも取り上げるなど、マスコミからも注目を浴びている。

当時小中学生あるいは高校生だった人にとって高価だった当時のBCLラジオも、秋葉原などのショップやネットオークションで、決して安くはないが大人になった今なら手に入れることができる。手に入るとは言っても動作を全くしないジャンクから完全にレストアされた新品のような中古品まである。

70年代の電子工作系の雑誌、例えば初歩のラジオやラジオの製作、子供の科学など古い時代を雑誌で旅するのも楽しいものである。ラジオ以外の思い出もよみがえることだろう。

初歩のラジオ クーガー2200広告

BCLとは放送を受信して楽しむことである。この楽しみを短波帯で海外の放送を受信することに重点を置き、身近にしたのがBCLラジオである。

BCLラジオの難しさはAM放送より高い周波数であることのほかに、受信する周波数範囲が広いことに起因している。AMラジオであれば530kHz~1605kHzという、530kHzを基準にすれば約3倍の周波数範囲を受信できればよいが、短波帯は一般に3MHz~30MHzといわれており3MHzを基準にすればその10倍の周波数範囲を受信する必要がある。

その広い周波数範囲をいかにして性能を落とさず万遍無く受信できるようにするかがBCLラジオを設計・製造したメーカの開発ポイントの1つとなっている。

70年代から80年代の雑誌「初歩のラジオ」

このように、いかにしてユーザーに満足してもらえるかを徹底して開発されたBCLラジオだからこそ、メーカーごとに外観から回路までの特徴があり、その違いが明確出たものである。その結果我々ユーザーは色々なラジオを集めることも楽しみの一つとなったと考えてよいだろう。

現在は短波帯で放送を聴く機会は減っている。放送そのものが減ったことに加え、種々の電気製品に搭載されているインバータをはじめとしたスイッチング電源のノイズや、PLCといわれる家庭内の電力線を使用したネットワーク接続から放射されるノイズにより、聞こえない状況にさらされていることも原因である。

しかし電離層という自然が作り出す電波を反射する層のおかげで、地球の裏側からの電波も人工的な設備を介することなく届くことを考えると、世界の情報を最も手軽に得ることができる手段であることには変わりはない。

このような時代だからこそ、当時のBCLラジオには再び活躍してほしいと望むとともに、放送局とラジオというシンプルな関係も続いてほしいと思っている。

70年代のBCLラジオのカタログは今見ても鮮烈な印象をもつ。その当時の感激が焼き付いているからだろう。そのカタログの一部が下の写真である。

ちょっとだけ楽しんでもらえたでしょうか。BCLラジオは実際に操作していると、もっと引きずり込まれます。何台も集めるのも楽しいのですが、アナログタイプのBCLラジオ1台で夜な夜な楽しんでいると一晩があっという間です。寝不足には注意です。

presented by LUNA-WEB and LEAF-LABEL